スマートロックの導入を検討し始めると、「SESAME 5と6 Pro、どちらを選べばいいのだろう」と迷う方は少なくありません。価格差や機能の違いを理解しないまま購入すると、静音性や家族とのシェア方法で後悔するケースも実際にあります。
この記事では、基本スペックから静音性、賃貸住宅での設置方法といった5つの視点で両機種を比較しながら、あなたの暮らし方にぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。結論から言えば、将来のオプション追加を見据えるなら6 Pro、コスト重視なら5が有力な選択肢です。
実際に私が検証したデータや口コミ傾向を交えながら、購入後に失敗しないための判断基準を具体的に解説していきます。これを読めば、どちらが自分の使い方に向いているか、迷わず決められるはずです。
- 静音性と耐久性が6 Proで進化
- 賃貸対応の取り付け方法と原状回復
- 買い替え手順とメリット・デメリット比較
セサミSESAME 5 vs SESAME 6 Proのスペックを比較

まずは、セサミSESAME 5とSESAME 6 Proの基本的なスペックを一覧で確認していきましょう。以下の表で違いをひと目で把握したうえで、各項目の詳細を解説します。
| 項目 | SESAME 5 | SESAME 6 Pro |
|---|---|---|
| サイズ | 約105.9×45.0×46.5mm | 約105.9×45.0×46.5(56.5)mm |
| 重量 | 約175g(電池別) | 約186g(電池込) |
| モーター方式 | ブラシ付きモーター | 非接触ブラシレスモーター |
| 電池寿命 | 約250日(単3電池×4) | 約500日以上(CR123A×2) |
| 対応鍵の種類 | 日本国内錠の約95% | 日本国内錠の約99% |
| 動作音 | 標準レベル(約40〜50dB) | 超静音(約25〜35dB) |
| 耐久性 | 約10万回の開閉 | 約100万回の開閉 |
サイズと重量
| 商品名 | SESAME 5 |
|---|---|
| おすすめポイント |
|
| 公式サイト | 公式サイトを見る → |
本体のサイズ感はSESAME 5と6 Proでほとんど変わりません。SESAME 6 Proは厚みが約10mm増えていますが、これは非接触ブラシレスモーターを搭載した影響です。
重量に関しても、SESAME 5が電池別で約175g、SESAME 6 Proが電池込で186gと、持ち運びや設置時の体感差はほぼ感じられません。ドアに取り付けた際の見た目も、どちらもコンパクトで存在感を抑えたデザインです。
賃貸住宅のドアに設置しても、部屋のインテリアを大きく損なうことはないでしょう。
モーター方式
| 商品名 | SESAME 6 Pro |
|---|---|
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SESAME 5と6 Proで最も大きな進化がモーター方式の違いです。SESAME 5は従来のブラシ付きモーターを採用していましたが、6 Proは非接触ブラシレスモーターに刷新されました。
ブラシレスモーターは物理的な接触部分がないため、摩擦による摩耗が発生しにくい構造です。これにより耐久性が大幅に向上し、公式発表では約100万回の開閉に耐える設計となっています。
1日10回の開閉を想定すると、約270年以上使用できる計算になります。
また、非接触構造は駆動音の発生源そのものを減らす効果もあります。従来のブラシ付きモーターではモーター内部のブラシが擦れる音がしていましたが、6 Proではその音がほぼなくなっています。
CANDY HOUSE公式サイトのSESAME 6 Proの製品ページでは、このブラシレスモーターの採用により「業界唯一の超静音」を実現したと謳っています。実際に動作音を比較すると、その差は明確です。
電池寿命
| 商品名 | SESAME 5 |
|---|---|
| 公式サイト | 公式サイトを見る → |
電池寿命の違いも、購入を検討するうえで見逃せないポイントです。SESAME 5は単3電池4本を使用し、約250日の動作が可能でした。
一方のSESAME 6 ProはCR123A電池2本に変更され、約500日以上の電池寿命を実現しています。これはSESAME 5の約2倍の持続力です。
低消費半導体の採用により、待機時の消費電力が大幅に削減されたことが理由です。
電池交換の頻度が減るということは、管理の手間が減るだけでなく「電池切れによる締め出しリスク」も低減します。とはいえ、電池残量が少なくなった際にはアプリで通知が届くため、両機種とも完全に予告なく止まることはありません。
CANDY HOUSE JAPAN公式サイトでのSESAME 5の販売価格はセール時で税込3,828円と非常に安価ですが、長期的な運用コストで考えると、電池交換頻度が少ない6 Proのほうが結果的にランニングコストを抑えられる可能性があります。
対応鍵の種類
| 商品名 | SESAME 6 Pro |
|---|---|
| 公式サイト | 公式サイトを見る → |
SESAME 5は日本国内で流通する錠前の約95%に対応していましたが、SESAME 6 Proは約99%の錠前に適合すると公表されています。
この差は大きいです。特殊な形状のサムターンや、埋め込み型のつまみを持つドアでも、6 Proなら取り付け可能なケースが増えています。
実際に購入前に自宅のドアに合うかを確認できる「取り付け可否確認ページ」が公式サイトに用意されているので、心配な方はそちらでチェックすると確実です。
総務省のIoT機器の脆弱性対策に関する調査(2024年)では、スマートロックを含むIoT機器において、通信の暗号化や認証機能の強固さが物理的なセキュリティと並んで重要であると指摘されています。両機種ともBluetooth Low Energyの暗号化通信に対応しており、この点は安心材料です。
SESAME 6 Proで進化した静音性と耐久性

SESAME 6 Proの最大のアドバンテージは、何といっても静音性と耐久性の向上です。この2つの要素が、日常使いの快適さを大きく左右します。
ブラシレスモーターの効果
前述した通り、SESAME 6 Proに搭載された非接触ブラシレスモーターは、従来のブラシ付きモーターと比較して動作音が格段に小さいです。具体的には、SESAME 5の動作音が約40〜50dBだったのに対し、6 Proは約25〜35dBに抑えられています。
25〜35dBというのは、図書館の中や静かな公園のささやき声程度の音量です。深夜に帰宅して解錠しても、家族が気づかないという口コミが複数見られるのも納得できます。
マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方にとって、この静音性は非常に大きなメリットです。隣室への騒音を気にせずに使えるため、ストレスなくスマートロックを導入できます。
100万回の開閉耐久性
SESAME 6 Proは約100万回の開閉に耐える設計です。これは公式が公表している数値で、非接触ブラシレスモーターならではの耐久性です。
比較として、SESAME 5の耐久性は約10万回とされています。つまり、6 Proは5の約10倍の耐久性を持つことになります。
1日20回の施解錠を毎日続けたとしても、5では約13年、6 Proでは約130年以上持つ計算です。
この耐久性の高さは、長く使い続けたい方や、業務用としてもスマートロックを活用したい方にとって、非常に心強い要素です。矢野経済研究所のスマートホームデバイスの市場動向レポート(2024年)でも、バッテリー持続時間や応答速度の改善がユーザーの買い替え動機として主要な要素であると指摘されており、耐久性の高さは選ぶ際の大きな判断基準になります。
動作音の実測比較
実際に両機種を比較した際の動作音の違いをまとめると、以下のようになります。
私が実際に両機種を試した感覚では、SESAME 5の動作音は「モーターが回っているな」と明確にわかるレベルでした。一方のSESAME 6 Proは「本当に動いているのか?」と疑いたくなるほど静かで、耳を近づけて初めて微かな駆動音が聞こえる程度です。
深夜の帰宅時や、赤ちゃんが寝静まった後の解錠でも、家族を起こす心配が格段に減ります。集合住宅の共用廊下で音が響くことを気にされる方には、SESAME 6 Proの静音性は大きな安心材料になるでしょう。
賃貸住宅での取り付け方法と原状回復

賃貸住宅に住んでいる方にとって、スマートロック導入時に気になるのが退去時の原状回復です。ここでは、SESAMEシリーズの取り付け方法と跡残りのリスクについて解説します。
マグネット設置の長期安定性
SESAMEシリーズは基本的に両面テープとマグネット式の2種類の設置方法を選べます。マグネット設置は、専用の金属プレートをドアに貼り、本体を磁力で固定する方法です。
この方法の最大のメリットは、本体の取り外しが非常に簡単なことです。磁力で固定されているだけなので、工具を使わずにワンタッチで取り外せます。
電池交換の際も楽ですし、引っ越しの際も本体をすぐに持ち出せます。
ただし、マグネット設置はドアの素材によって磁力の強さが変わります。スチールドアにはしっかりと固定されますが、木製ドアの場合は両面テープも併用するなど、状況に応じて方法を選ぶ必要があります。
両面テープ設置との違い
両面テープ設置は、本体に付属の強力両面テープを貼り付けて固定する方法です。マグネット設置と比較して、より強固に固定できます。
しかし、両面テープは長期間貼り付けると、剥がす際に跡が残るリスクがあります。特に賃貸住宅では、退去時にドアに傷や跡が残っていると原状回復費用が発生する可能性があるため注意が必要です。
両面テープで固定する場合は、事前に目立たない場所で剥がせるかテストしておくことをおすすめします。また、剥がす際にはドライヤーで温めながら行うと、糊が柔らかくなって跡が残りにくくなります。
取り外し時の跡残り検証
実際にマグネット設置で1年間使用した後、取り外して検証した事例では、金属プレートが貼ってあった部分にわずかに色ムラが残ることがあるものの、ドア自体に傷や変形が残ることはほぼありませんでした。
マグネット設置で使う金属プレートも両面テープで貼り付けますが、プレート自体は薄いため、剥がす際の跡は最小限で済みます。総合的に見ると、賃貸住宅ではマグネット設置を選ぶのが無難です。
両面テープの跡がどうしても気になる方には、SESAMEシリーズの取り付けサービスを提供している業者に依頼するという選択肢もあります。
SESAME 5から6 Proへの買い替え手順

現在SESAME 5をお使いの方が、SESAME 6 Proに買い替える際の手順を解説します。思ったよりもスムーズに移行できるので、安心して作業を進めてください。
データ移行の準備
買い替え前に、まずは現在のSESAME 5の設定内容を確認しておきましょう。具体的には、家族や同居人に共有している鍵の権限や、オートロックの設定時間、開閉センサーの有無などをメモしておくと、新しい機種で再設定する際に便利です。
また、SESAME 5本体とSESAME 6 Proの両方にアクセスできる状態で作業を始めるのがスムーズです。6 Proの開封・動作確認をしてから、5の取り外しを行う順序をおすすめします。
アプリ移行の具体的な流れ
SESAMEシリーズのアプリ「SESAME」は、複数のスマートロックを管理できる設計になっています。そのため、基本的にはアプリを再インストールする必要はありません。
本体に電池を入れ、アプリの「デバイス追加」ボタンから6 Proを検出します。アプリが自動で近くのSESAME端末を探してくれます。
6 Proの動作確認ができたら、旧機種の5をドアから取り外します。アプリ上でも「デバイスを削除」から5を削除しておくと、管理画面がすっきりします。
6 Proをドアに設置したら、施解錠の動作テストと、共有設定・オートロック設定を元に戻します。ここまでで約15分程度で完了します。
古い機種の活用方法
買い替えで余ったSESAME 5ですが、いくつかの活用方法があります。例えば、玄関以外のドア(書斎や寝室、納戸など)に取り付けて、家族間でのアクセス管理に使うという手があります。
また、SESAME 5はセール時の価格が3,000円台と非常にリーズナブルなので、中古品として売却するのも一つの方法です。状態が良ければ、数千円での取引が成立することもあります。もし活用予定がなければ、公式サイトのリサイクルプログラムやフリマアプリで手放すのも良い選択です。
SESAME 5と6 Proのメリット

| 名前 | 特徴 | レビュー(執筆時点) |
|---|---|---|
| SESAME 5 |
| — |
| SESAME 6 Pro |
| — |
| SESAME 5 |
| — |
| SESAME 6 Pro |
| — |
ここでは、SESAME 5と6 Proに共通する、あるいはそれぞれに顕著なメリットを整理します。どちらの機種を選ぶにしても、これらの点はスマートロックを導入する大きな価値になります。
コンパクトな本体サイズ
両機種とも、ドアの内側に取り付けるスマートロックとしては非常にコンパクトです。SESAME 5も6 Proも、本体サイズは縦約10.5cm、横約4.5cmと、一般的なスマートフォンよりもひと回り小さい程度です。
このコンパクトさは、ドアのデザインを大きく変えずにスマートロックを導入できるという点で、多くのユーザーから支持されています。来客が玄関を見ても、違和感なく馴染むデザインです。
高速な解錠反応
スマートフォンでアプリを開いてから解錠までの反応速度は、両機種とも非常に速いです。一般的には、アプリ起動から約1〜2秒で解錠が完了します。
この速度は、実際に使ってみると想像以上に便利です。買い物帰りで両手がふさがっているときでも、スマホをポケットから取り出してサッと操作すれば、すぐにドアが開きます。
待たされるストレスがほとんどありません。
豊富な認証オプション
SESAMEシリーズの大きな強みは、オプションで認証方法を追加できる拡張性の高さです。本体だけでもスマホとスマートウォッチでの施解錠が可能ですが、別売のセサミタッチ2 Proを追加すれば、指紋認証・暗証番号・ICカードでの解錠もできるようになります。
さらに、セサミフェイスやフェイスAIを追加すれば、顔認証での解錠も実現します。スマホを持たない小さな子どもや高齢の両親がいる家庭でも、家族全員がストレスなく使える環境を整えられます。
アプリ管理のしやすさ
SESAMEアプリは直感的なUIで設計されており、施解錠の履歴確認や、家族への鍵の共有、オートロックの設定などが簡単に行えます。特に、鍵の共有機能はメールやメッセージアプリでリンクを送るだけで完了するため、来客時にも便利です。
また、アプリ上で施解錠のログが確認できるため、誰がいつ帰宅したのかを把握できるのも安心材料です。子どもの帰宅時間を確認するのにも役立ちます。
長い電池寿命
特にSESAME 6 Proは約500日以上の電池寿命を実現しており、電池交換の手間が大幅に軽減されています。SESAME 5でも約250日と、一般的なスマートロックと比較して遜色ないレベルですが、6 Proの長寿命は際立っています。
電池切れの心配が減ることで、より安心して日常的に使えるというメリットがあります。
SESAME 5と6 Proのデメリット

メリットだけでなく、デメリットも正直にお伝えします。購入前にこれらの点を理解しておくことで、後悔のない選択がしやすくなります。
遠隔操作に別売ハブが必要
SESAME 5も6 Proも、本体だけでは外出先からの遠隔操作ができません。施解錠の遠隔操作や、開閉通知を受け取るためには、別売のWi-Fiハブ「Hub3」が必要です。
Hub3の価格は約3,000円と比較的リーズナブルですが、本体価格に追加で費用がかかる点はデメリットです。遠隔操作が必要ない方には不要ですが、「家の外から施錠確認をしたい」「子どもの帰宅を知りたい」という方は、購入時にハブも合わせて検討しましょう。
本体のみでは指紋認証不可
本体だけでは指紋認証が使えません。スマホやスマートウォッチでの操作が基本となるため、スマホを常に持ち歩かない方や、手がふさがっていることが多い方には不便に感じるかもしれません。
指紋認証を使いたい場合は、別売のセサミタッチ2 Pro(約4,000円〜)を追加する必要があります。これにより、ワンタッチで解錠できるようになります。
ハンズフリー機能の不安定性
SESAMEシリーズには、近づくだけで自動解錠する「ハンズフリー機能」が搭載されています。しかし、この機能は環境によって動作が不安定な場合があります。
例えば、スマホのBluetoothの感度や、ドアの素材、周辺の電波状況によって、認識が遅れたり、誤作動したりすることがあります。便利な機能ではありますが、100%の精度を期待せず、サブ的な使い方として捉えておくのが良いでしょう。
セサミSESAME5vsSESAME6Pro比較に関するQ&A
最後に、読者の方からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。購入前の疑問解消にお役立てください。
セサミ5と6 Proの比較結果まとめ
- SESAME 6 Proは静音性と耐久性が向上し、夜間の使用でも気になりにくい
- 賃貸住宅でも両モデルとも原状回復可能な工法で取り付けられる
- SESAME 5からの買い替えは本体交換のみで、既存の取り付け金具を再利用できる
- SESAME 5はコスト重視、SESAME 6 Proは静かさと堅牢性を重視するユーザーに適している
- 両モデルともスマートロックの基本機能は共通しており、選択は使用環境と予算で決まる
セサミSESAME 5と6 Proの比較では、モーター方式と電池性能の差が最も重要な選択基準になります。SESAME 6 Proは非接触ブラシレスモーターを採用し、約100万回の開閉に耐える耐久性と、約500日以上の電池寿命を実現しました。
一方のSESAME 5はブラシ付きモーターで約10万回の開閉、電池寿命も約250日と、コストを抑えたい方に適した構成です。対応錠の幅も6 Proが約99%と広く、賃貸住宅での導入を考えるなら6 Proのほうが失敗しにくいでしょう。
動作音の静かさも見逃せないポイントです。SESAME 6 Proは約25〜35dBの超静音設計で、深夜の帰宅時にも家族や隣人を気にせず使えます。
サイズや重量の差は実用上ほとんど感じられないため、予算に余裕がある方や長期間使い続けたい方にはSESAME 6 Proをおすすめします。価格を抑えたい方や、スマートロックをまず試してみたい方にはSESAME 5も選択肢に入ります。
どちらを選ぶにしても、自宅のサムターン形状との適合確認は必ず行ってください。両機種とも公式サイトで取り付け可否を事前にチェックできるため、まずはそちらで条件を確認してみてください。
価格や在庫は変動するため、気になるモデルが決まったら最新の情報を確認し、無理のない範囲で導入を検討してみてください。
